後書き


この話は大切な人を失う悲しみを描いたものではありません。


この話を通して伝えたいことは人は誰でも自分だけが特別なのだと思ってしまうことがあると思います。


特に中学生や高校生の頃は少し器用だったりするとなおさら、自分が一番なのだと狭い世界の中で思ってしまい、人を信じること、尊敬することがいかに今の自分以上になるために大切なのかを見失ってしまうものだと思います。


そのことを隼のように自分を信頼してくれていた真紀の死、という形で気づくというのは代償が大きく悲しいことです。


そんなことが起こらなくてもそんな大切な心に気づく人が増えればと思い、この話を書かせていただきました。


この事実の物語が、読んでくださった方のそんな大切な心を持つきっかけになってもらえればと思っています。

 

 

ゆる優生